銀一匁 寿老人 天明8年(1788年)? 戊申 |
銀一匁 寿老人 寛政4年(1792年)? 壬子 |
銭貳百文立 寿老人 銀二匁預札を明治元年(1868年)頃改印 |
銭百貳十四文立 寿老人 銀一匁札を明治元年(1868年)頃改印 |
銭六百文 寿老人 明治元年(1868年) | |
六百文建ての額面表記の札の「以此札時之相場引換可申也」とそのときの相場で換金しますということが書いてあるバージョンです。16枚で1両と交換するという両替相場が明記されているバージョンがありますが、それは入手できていません。(^_^;) |
銭百文 寿老人 明治元年(1868年) | ||
右の物には96枚で金1両と交換する旨の交換レートの記述があり、中と左の物はそのときの相場で交換する旨の記述があります。相場札の寿老人の右下には発行人に係わった商家の商紋と言うのか家印と言うのか分かりませんが、山に◯二つと山に中の印があります。江戸時代の津の商家の商紋を調べたいと思いつつ時間ばかりが経っています。(^_^;) |
江戸時代に一身田で発行されていた銀札です。左のものは新たに発行準備していたものの、明治の初めに発行が認められず、未発行となったものとのことです。右のものは状態は悪いですが、流通していたものだと思います。京都の小野御殿(随心院:真言宗善通寺派大本山で、小野小町ゆかりの寺院)の名義を借りての発行のため表に「小野御殿御貸附御用所」とありますが、裏には「一身田改」と印が押してあります。 |